2007年12月03日

24の編集

こんにちは、ナレッジネットワークの尾本です。

今回は、『24-TWENTY FOUR-』が、何故面白いのか?編集者の視点でお話します。このドラマは、全シーズンが1話1時間の全24話で完結する、サスペンスアクションドラマです。寝る暇などないような、とんでもない事件が起こり、複雑に絡み合う問題に、主人公が奔走します。

物語がリアルタイムで進行する手法は、『24-TWENTY FOUR-』が、初めてではないですが、画面を多分割して同時進行する事態を描写する表現や、意図的な手ぶれやCMの前後に入るカウントダウンで、緊張感を高めています。このカウントダウンの音を聞くだけで、『24-TWENTY FOUR-』を彷彿する方も多いのではないでしょうか。

ドキュメンタリーのような映像を印象つけるために、これらの手法が使われていますが、画面を多分割する表現は、視聴者に様々な効果を与えることができます。

視聴者の期待に添うように努力したり、予想を裏切ったり、未解決にしたり…など、単調になりがちなドキュメンタリーを常に新鮮に表現しています。

また、手ぶれの多い映像は、気分が悪くなりがちですが、そこをズームやアップの映像を上手く組み合わせて、全体としては、見やすい印象を残します。

これは、映像構成能力が高くなければ、上手くいきません。手ぶれのある映像は、なるべく使用しないというのが、通常の編集者の手法なのです。
映像がどのタイミングで切り替わっているかを意識して、選択されていない事態を想像すると、また違った味わいがありますよ。

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Posted by KNブログ at 09:00│Comments(0)
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