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2007年12月28日

生放送でのCM

こんにちは、ナレッジネットワークの尾本です。

クリスマスも終わり、年明けに向けて特別番組が増えてきました。この特別番組は、2通りあります。一つは、膨大な取材や収録をまとめた録画放送、もう一つは、クリスマスやお正月などライブでの演出があったほうが良い生放送です。

漫才の選手権大会である、M-1グランプリも有名な生放送番組の一つですが、そのほかには、クリスマスに行われる歌番組などがあります。

これらの番組で、新しい変化ではないかと、思ったことがあります。

まず、生放送にあわせてCMも30秒や1分など長いものを流し、次の準備や用意をする時間を確保しています。また、今回は、CMの内容もライブのような演出も多くありました。

こういった演出は、何処が広告主であるかを視聴者に強く印象付けることが出来ます。しかし、HDDレコーダーの普及により、CMを見ない視聴者も増えています。これに対する対策も今回行われていました。

CMが終わり、番組に切り替わると、出演者がCMの感想を、言うことです。それは、一度ではありません。何度か行われるばかりか、CMの内容も異なります。また、企業CMのような印象を持たせ、ヒューマンドラマのような流れで、感想を言いやすくなっているのです。

身近であまり変化の無いようなブラウン管の中でも新しい情報媒体を意識して変化しています。

CMにおいては、インターネットに頼るCM、またインターネットに対抗したCMなど、様々な手法が行われた一年でした。

映像など全て同じで、効果が無いということをおっしゃる方もいるかと思いますが、それを払拭すべく様々な手法を考えて提案しています。

弊社の映像サービスも来年益々、お客様から選ばれる提案を行なっていきたいと考えております。

本年も大変お世話になりました。
来年もどうぞよろしくお願い致します。
良いお年をお迎え下さい。  


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2007年12月18日

年末年始の制作

こんにちは、ナレッジネットワークの尾本です。

12月も半分を過ぎて、年末年始を意識し始める時期となりました。
皆さんは、どのような過ごし方を計画されていますか?

自宅でゆっくり過ごしたり、旅行に出かけたりとそれぞれだと思いますが、テレビ番組に関わるスタッフも同様に過ごします。しかし、年末年始も番組が休むことはありません。そこで、今の時期は、来週、再来週分の番組制作をまとめて行います。それでも、全ての番組を制作することは、難しいです。そのため、生放送の番組を組み込んで、プログラムを作っていきます。

お正月に、生放送の番組が多いなぁ、と感じたことはありませんか?この時期だからこそ、生放送が多くなってしまうのです。

編集された番組と、生放送の番組の制作の難しさは、比較することが難しいですが、制作時間の長さでは、編集された番組の方が、長いです。
そのため、制作時間がないときは、ライブで番組を進行できる生放送が好まれます。ただ、編集された番組も年末年始の話題を扱って、ライブのような演出を行います。こうして、生放送との違和感を無くそうとしているのです。

皆さんは、編集された番組、つまり、ただ再生されている録画放送と生放送の番組を見分けることが出来ますか?

生放送だと思っていた番組も実は録画放送だったりします。
今、どちらの番組を見ていて、自分はどのように感じるのかを考えながら、番組を見てみるのも面白い見方の一つです。

是非、一度お試し下さい。日本語の表現なども興味深く感じますよ。  


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2007年12月11日

サイズの重要性

こんにちは、ナレッジネットワークの尾本です。

最近は、デジタル一眼レフカメラも低価格化が進み、デジカメでの撮影を趣味にしている方が増えているようです。携帯電話にもカメラ機能がついているものが多く、皆さんも写真の撮影は、とても身近なものとなっているのではないでしょうか?

その写真も、
連続撮影して、パラパラ漫画のようにめくると、動画に早変わり。

皆さんは、どんな写真を撮影していますか?

写したい対象物にレンズを向けて、撮影しますが、レンズの中に映らないものは、どんな環境で、どんなことが起きているのかは、解りません。このことを利用して、意図的な画を視聴者に提供する手法があります。

例えば、どこかに紛争地域があるとします。
その地域にある教会の中で、非難している人々を映すことで、戦争が終わった印象を持たせたいことがあります。
これは、周辺の混乱を沈静化させたい、安心を与えたいという狙いがあります。この画だけを見せられた場合、そのように思うかもしれません。

しかし、カメラを空に向ければ、教会の屋根は崩れ落ち、戦闘機が飛び交っているかもしれません。視聴者が見ている画は、常に制作者の選択したものを享受しているのです。

映像は、時間と共に消える情報なので、すぐにわかる、はっきりわかる、ことができるように、細かい情報を排除します。本のように解らない所を、納得できるまで読み返すことは出来ないのです。

受け取った情報をどのように解釈するのか?メディアリテラシーが重要となってきます。

報道に関しても、新聞では、客観的な情報が多い中、テレビなどの報道では、カメラマンの思い、監督の思い、記者の思いなど、客観的な情報よりも演出されている部分が多いため、メディアリテラシーを十分に活用しなければ、情報の取捨選択を間違ってしまいます。

各テレビ局によって伝え方や訴えているポイントは、様々です。
『私は、○○局の報道を選んで見ています!』といったリテラシーを身につけたいですね。  


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2007年12月03日

24の編集

こんにちは、ナレッジネットワークの尾本です。

今回は、『24-TWENTY FOUR-』が、何故面白いのか?編集者の視点でお話します。このドラマは、全シーズンが1話1時間の全24話で完結する、サスペンスアクションドラマです。寝る暇などないような、とんでもない事件が起こり、複雑に絡み合う問題に、主人公が奔走します。

物語がリアルタイムで進行する手法は、『24-TWENTY FOUR-』が、初めてではないですが、画面を多分割して同時進行する事態を描写する表現や、意図的な手ぶれやCMの前後に入るカウントダウンで、緊張感を高めています。このカウントダウンの音を聞くだけで、『24-TWENTY FOUR-』を彷彿する方も多いのではないでしょうか。

ドキュメンタリーのような映像を印象つけるために、これらの手法が使われていますが、画面を多分割する表現は、視聴者に様々な効果を与えることができます。

視聴者の期待に添うように努力したり、予想を裏切ったり、未解決にしたり…など、単調になりがちなドキュメンタリーを常に新鮮に表現しています。

また、手ぶれの多い映像は、気分が悪くなりがちですが、そこをズームやアップの映像を上手く組み合わせて、全体としては、見やすい印象を残します。

これは、映像構成能力が高くなければ、上手くいきません。手ぶれのある映像は、なるべく使用しないというのが、通常の編集者の手法なのです。
映像がどのタイミングで切り替わっているかを意識して、選択されていない事態を想像すると、また違った味わいがありますよ。   


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