スポンサーサイト

上記の広告は2週間以上更新のないブログに表示されています。 新しい記事を書くことで広告が消せます。  

Posted by スポンサー広告 at

2008年08月25日

報道による影響範囲

こんにちは、ナレッジネットワークの尾本です。

オリンピック開催によって注目された中国。良くも悪くも色々な情報が私たちに伝わりました。リテラシーの違いによって幾つかの誤解もあるようです。オリンピックのオープニングで打ち上げられた「足跡花火」は、あれほど精密に、そして一定間隔の花火であれば、おそらくCGであると予測できます。それは、演出の範囲であり、グルメ番組でおいしいと答えるレポーターやダイエット番組での個人の感想や映画の中の殺人シーンと何ら変わりません。

私たちの場合は、煙の立ち方や当日の風向きに対する花火の向きなど、どこまでが本物の花火で、どれがCGであるかを見分けるのは、ちょっとしたゲームとなります。そして、全ての演出を見たうえで、感動したり、つまらないと感じるのです。

皆さんも無意識ながらもそういった判断をしていると思います。愛想笑いをしたレポーターが美味しいと答えても、それが本当に美味しいのか?疑いますし、深夜のあやしいダイエット健康食品であれば、本当なのか?と疑問を抱くと思います。それでも、演出されたTV番組と理解した上で、行動をしているのではないでしょうか?

極論になってしまいますが、納豆を食べるだけでダイエットできるという番組放映の翌日に、スーパーで納豆が売り切れているという現象は、視聴者のリテラシーが低いとしかいいようがありません。

目に見えるすべてのものを疑いなく信じてよいのでしょうか?スポンサーがいて成り立つ放映だとすれば、ビジネス上の問題も含んで放映されています。演出されることは、当然なのです。

映像制作は、全てが分業で、それぞれのプロに発言権や編集権があります。監督であれば、ネタばらしはしたくないため、どれが本物か偽物かをあえて説明しません。しかし、視聴者が誤解したり、関係者にいやな思いをさせそうな時には、編集が、手を加えます。グルメ番組でも、過剰に演出することで、それがきっかけとなり、倒産してしまうこともあります。それを加味して、編集では、時間の調整をして、印象を浅くしたり、深くしたりするのです。

オリンピックのオープニングでは、少女の替え歌問題もありましたが、あの歌声の少女は、一度も紹介されなかったことで、非常に落ち込んでいるそうです。それもそのはず。歌は、歌い手と作り手の両方がいなければ成立しないのに、無視され、隠されたのですから。

編集では、そういった関係者が不快にならないような配慮もします。この場合は、ナレーションや字幕説明によって、誰も傷つけることなく処理できたかと思います。

映像は、色々な演出ができる反面、誤解を招きやすいです。だからこそ、何を伝え、どう考えてほしいのか?を常に考え、演出側の都合ばかりにならないようにすることがとても大事なことなのです。  


Posted by KNブログ at 09:00Comments(0)

2008年08月18日

デジタル放送で見るオリンピック

こんにちは、ナレッジネットワークの尾本です。

皆さん、オリンピックの放映を見ていますか?選手の活躍や笑顔にとても元気をもらっています。また、メダルを獲得した選手の映像などは、何度見ても飽きないですよね。応援にもついつい力が入ってしまいます。しかし、突然応援ができなくなった時間がありました。今回は、その話をしたいと思います。

テレビ放送は、アナログ放送からデジタル放送に移行していますが、高画質・高音質で応援したいとデジタル放送でのオリンピックを楽しんでいる方も多いと思います。

デジタル放送でのメリットは、高画質・高音質のほかにも様々なメリットがありますが、データが0と1の2次元信号となった為に、冗長性が低いというデメリットも生まれました。

アナログ放送では、多少、受信状態が悪くなっても一応テレビは映りますが、デジタル放送では、一定の基準値まで受信しないと全く映らないのです。

先日、突然の雨によって、テレビが映らなくなりました。それはわずか数分でしたが、メダルをとるか?負けるかというまさに正念場でのトラブルで、応援することができず、再びテレビに映像が戻った時は、応援していた選手が負けていました。ライブ映像での応援だったため、とても残念でがっかりしました。

デジタル放送によって、その場で応援しているかのような臨場感から、一気に突き放され、一切の情報がなくなるというのは、アナログ放送にはない初めての体験でした。

デジタル放送に限らず、メリットの裏には、必ずデメリットも存在するということを忘れず、上手に付き合うことが重要だと感じました。勝手に騒がず、何が起きて、どうすれば納まるのか?を見極める自分でありたいですよね。   


Posted by KNブログ at 09:00Comments(0)

2008年08月04日

プロデューサーとディレクターの戦い

こんにちは、ナレッジネットワークの尾本です。
先日、ある有名な映画の公開について、プロデューサーとディレクターの意見の違いから、壮絶なバトルが繰り広げられたという本を手に入れました。これは、絵コンテの通り、納期も守って作った映画に対して、スポンサーサイドがイメージと違うという理由で、公開を取りやめようとした理不尽な事件を記録した本です。結末を話すと、ディレクターの熱い思いに、プロデューサーが打ち負かされ、無事に公開された後、映画史に歴史を残す作品となったというのです。
入念な打ち合わせの結果、出来上がった絵コンテの通りに制作したのに、スポンサーが口を出すというのは、意外と多いものです。それは、イメージができておらず、完成版を見て初めて気がつくことになります。

しかし、本来打ち合わせや絵コンテンの段階で、口を出さなければいけません。もし、イメージできていないのであれば、スタッフを信じて、絶対に口を出さないことが、ヒットを生む可能性を高めます。

皆さんの生活で例えると、ヘアサロンやブティックで体験しているかもしれません。

ヘアサロンで、「お任せ」と言っておきながら、あとで文句を言ったり、店員が確認しながら洋服を選んでいるのに、最終的には、「全然ちがう」と言っていないでしょうか?

オーナーであるあなたが口を出すことによって、プロの提案を超えることもありますが、一般的には、プロが提案しているものに勝るものはありません。

お金を出しているからと安易に考えずに、プロと一緒に考えることで、いろいろなことが見えてきます。最終的には自分が得します。

【任せる】のか【考える】のか、はっきりとした行動をしたいですよね。  


Posted by KNブログ at 10:00Comments(0)