2008年10月08日

自由のない報道

こんにちは、ナレッジネットワークの尾本です。

先日、中国の記者の絶妙な仕事ぶりを伝える番組を見ました。中国では、あらゆるメディアが管理されており、インターネットで公表されている情報も一部隠されています。

ある社会性の高い雑誌の編集長の方針が、政府よりだとして、新進気鋭の敏腕記者が独立をして、理想の雑誌として、新ブランドを立ち上げました。しかし、あまりに正直に、痛烈に記事を作ってしまったので、当局から睨まれ、休刊に追いやられてしまうのです。

中国では、物権法も制定されたばかり、環境汚染も酷く、新興国の筆頭とはいえ、まだまだ不公平な点、改善すべき点が多々あるようです。

子供達は一人っ子政策の影響で、必死に勉強し、涙ながらに家族を助けると目標を熱く語ります。その様子を見ると、ほんとに、戦後の日本を見ているようで、涙を流してしまいました。必死に勉学に励む中国人の子供達を見たとき、日本の今の学生達では、完全に負けてしまうと思ってしまったのです。

日本は、自由な報道があり、法治国家ではありますが、人口減少に加え、働く事を拒む若者がいる現状をみると、長期的にみて、どちらが不幸な国なのかというのを考えてしまいました。

私は、戦後を知りません。しかし、戦後の映像を見ることができます。私は、中国を知りません。しかし、現地の映像を見ることができます。

映像というものは、画からくる勢いを感じ、その後の将来も考えさせる事ができます。一つの映像を見て、自分の国の将来、自分の将来を考えてみる、というのもたまにはいいかもしれません。

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Posted by KNブログ at 09:01│Comments(0)
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