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2009年02月09日

黒バックとスポットライト

こんにちは、ナレッジネットワークの尾本です。
集団から、単独への人物へフォーカスをする場合は、背景を暗転した後、スポットライトで、表現する事が出来ます。今回は、制作費の節約と同時に特定の情報に集中させる事ができる演出について話したいと思います。

先日、ある番組で実際に行われていた手法なのですが、背景を暗転にする事で、多くの事を省く事が出来ながら、演者は、行動が自由になり演技しやすい環境を作る事が出来ます。

まず、複雑なセットを暗転にする事で、演技しやすいスタジオに置き換える事ができる。そして、セットがないことで、全方位からの撮影ができ、演者の表情をしっかりと撮影できる。また、スポットライトによって、見せたい被写体を確実にアピールできます。

機材の進化によって、あまりにも鮮明な画像を撮影できる為、時代劇などでは、現実味を出す為のセット費用を軽減できるという、ハイビジョン対策の一つの手法でもあります。

経費削減を実現しながら、演出を高める事ができる手法です。  


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2009年02月02日

権利の都合で映像のない報道

こんにちは、ナレッジネットワークの尾本です。
先日、音だけでスポーツ結果を伝えるニュースがありました。それは、テニスの試合結果についてでした。
放映権の都合により、映像をお伝えする事ができませんとの注釈があったのです。スポーツ枠として、伝えなければいけないニュースなのでしょうが、映像を流せないということであれば、アナウンサーの顔なり、スタジオなり、映して臨場感を少しでも出せばよいと思ったのですが、画面には、注釈の文面と番組ロゴのみ。およそ20〜30秒の短い時間ではありましたが、見方によっては、放送事故を起こした緊急テロップのようにも思えて、番組として、非常に損をしているのではないかと感じました。

映像とは、トータルで考えたほうが良いと思いますので、この様なときには、アナウンサーの顔出しをして伝える、または、選手の写真を提示するなど、視聴者がイメージしやすい伝え方が良いと思います。

不景気の影響なのか?誤った演出や雑な構成が増えてきていると感じています。  


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2009年01月26日

スタート直後

こんにちは、ナレッジネットワークの尾本です。
先日、待ちに待ったNHKスペシャルが放映されました。しかし、開始直後から、異変を感じたのです。クオリティーが落ちている。高揚させる音楽とは反対の冷たいナレーション、そして、浮ついた声、気持ちも深みも感じられないナレーションに、このナレーターは、誰だろうと、あまり良くない意味で、スタッフロールを確認しました。

確認すると、そこにはお笑い芸人の名前が・・・。

このシリーズのグランドデザインは、秀逸だった為に、一気に見る気が失せてしまいました。

というのも、このシリーズは、題字、音楽、デザインとそれぞれが素晴らしいプロの顔ぶれで、尚且つ新鮮さが非常にあり、番組の内容に、勝るとも劣らない気迫を感じていたのです。
その気迫に満ちた様は、映し出される人々の熱気に負けないよう必死だったのです。それだけに、全く気持ちのこもらない、そして発声の訓練も受けておらず、聞きづらいことこの上ない、ナレーションに、非常にがっかりしました。

ナレーターや書家、音楽家、デザイナーなど、彼らの評価を数値化することは、難しく、価値も判断できない為、誰がしても大差ないという意見もありますが、やはり、それは制作物のあらゆるところに反映して、視聴者をがっかりさせます。

制作予算の縮小など、様々な理由があるのでしょうが、節約する場所を間違えると、せっかくのコンテンツを最後まで楽しんでもらえません。

安易な調整で、視聴者をがっかりさせないように、制作物に魂を込めたいと思います。  


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2009年01月19日

声に出して読んでみよう

こんにちは、ナレッジネットワークの尾本です。
経済用語を声に出して読んでみる、そんな新しい経済番組が始まりました。その番組は、「出社が楽しい経済学」です。

これは、ドラマを使って、一つの経済用語を勉強するものですが、ドラマは、コメディの2部構成。おさらいとまとめがあり、さらに、良くある日常生活を例に例えて、学べます。

そして、突然語学番組のような演出に変わり、習った経済用語を、正しい発音に従って、復唱する始末。

さらに、最後には、復習テストがあり、その答えは、webページで閲覧しなければ、詳細がわからないという、クロスメディア全開の番組なのです。

1月10日にスタートしたばかりなのに、同時に本も出版されています。

地デジ普及の為の設備投資で、NHKも8年ぶりの赤字予算。
それでも、出社が楽しくなるような経済番組を立ち上げ、この番組のすぐ後には、新社会人にとっての強い見方、「めざせ!会社の星」も放映中。

不景気だからこそ、こういった明日から役立つ仕事術を伝授する番組を参考にして、力強く生きていきたいですよね。  


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2009年01月05日

今年もよろしくお願いいたします。

こんにちは、ナレッジネットワークの尾本です。
新年明けまして、おめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。
映像の世界での2009年は、技術革新の多い年になるのではないでしょうか?「地デジ」に対応するハードやソフト、そして「Blu-ray Disc」の本格的な普及、ネットの分野では、NHKオンデマンドやアクトビラがあります。

動画のフォーマットや端末を意識せずにもっと手軽に映像の世界が広がりそうです。コンテンツの普及は広がりそうですが、一方で、スポンサーの減少による製作費の縮小などが予想できるので、どの層へのコンテンツがヒットになるのか非常に興味深いところです。

昨年のハリウッドでは、客数が減少したものの単価を上げたこともあり、世界経済悪化の影響は、あまり受けなかったようです。

映像制作に携わるものとしては、
経済不況だからこそ、エンターテインメントやアミューズメントが人々を元気にさせる事が出来るのでは?と思っています。
元気がでるようなコンテンツを提供できるように今年も制作に励みたいと思います。
今年もどうぞよろしくお願い致します。  


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2008年12月15日

最終回の照明

こんにちは、ナレッジネットワークの尾本です。
NHK大河ドラマ『篤姫』が、最終回を迎えました。最後まで素晴らしい演出の連続でしたが、最終回の内容に合わせて、照明も今までのトーンとは、違うもので演出されているようでした。

篤姫が人生の幕を閉じる前に、親しい周りの方々が次々にこの世を去っていきます。それを象徴するかのように、最終回では、照明が終始暗めに設定されているようでした。ドラマ全体では、中盤から終盤にかけて、衣装や化粧が質素になっていた事は、明白でしたが、最終回は、照明までが心細いものになっていたのは、深い感銘を受けました。

放送開始15分で既に、涙に溢れていた自分と、私の妻。

映像技術を知る知らないに関わらず、心を動かす演出に脱帽し、我々が作るコンテンツもそのような評価をいただけるように、邁進したいと勢いづく瞬間でした。

魂のこもった制作物を提供していきたいと思っております。  


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2008年12月01日

チームプレイ

こんにちは、ナレッジネットワークの尾本です。
映像制作では、監督、出演者、カメラマンなど多くの専門知識を持った人たちによって成り立っています。一人で、全ての役をこなそうとすれば、膨大な時間と知識が必要となります。得意分野の知識や技術があるにせよ、それぞれのエキスパートが協力して制作するものには、勝ち目がないと思っています。

だからこそ、自分以外の人にお願いしている仕事には、全幅の信頼を置いて、自分の役割を全うする事に専念しています。

先日、NPO法人が主催となって、働く事を考える就職イベント「BizPASSウィーク〜働く動機を見出す1週間〜」が終了しました。

そのイベントの記録担当を任されていました。

映像化の方法は、様々で、どのようにでも加工できますが、彼らが満足してもらえるように、何をすればよいか?を必死に考えます。一方で、彼らの意向に沿ったものにする為には、彼らの行動を信じた上で、なぜそうしたのか?を考えます。

それは、ひとえに彼らの多くの仕事が成功した上でなければ、記録する事もできないからです。

映像化とは、そこに映し出すリアルな場、または表現者がいなければ始まりません。

記録する機会を与えられた事、また記録する場所があるということに感謝してイベントが誤解されないように映像化しなければいけないと心掛けています。

その「BizPASSウィーク〜働く動機を見出す1週間〜」も皆の記録を集めた報告ページが出来上がりました。是非、運営スタッフの思いとそれを記録、報告したスタッフの思いを感じてもらえたらと思っています。

「BizPASSウィークレポート」
http://kg-wan.net/BizPASS_report/1110.html  


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2008年11月25日

音楽に助けられる

こんにちは、ナレッジネットワークの尾本です。
編集作業をしている中で、時々パッタリと手が止まる時があります。そういう時は、気持ちが切り替わらないことが多いため、すぐに仕事をやめて帰宅しますが、そうできない時もあります。

そんな時は、音楽を聴いて、その音楽からイメージをもらって、編集作業をするための気持ちの切り替えとアイデアのヒントをもらうようにしています。

制作物というのは、締切が迫っていることが分かっていても手が止まった時は、今日は、諦めるしかないと帰宅するものです。あとで、大変な目に合うと分かっていてもです・・・。
しかし、そういってられない時には、音楽に助けてもらいます。

段取りが明確に分かっている仕事であれば、そういったことは起こらないでしょうが、正解も不正解も無い制作物の世界では、納得ができない時点で、あっさりと明日へ引き継いでいくのです。そうしたほうが、もっと良い結論が出るだろうということが経験から言えるのです。

皆さんも、就職活動が全く進まない、進めたくないという状況になる時があるでしょう。そんな時は、思いっきり別のツールで気分転換するか、あっさりとやめて明日へ引き継ぎましょう。

自分の就職を決めること。これは、答えのない立派な制作活動なのですから。  


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2008年11月18日

音楽で思い出す

こんにちは、ナレッジネットワークの尾本です。

先日、テーマ曲ばかりが入っているCDを聴いていました。友人のCDだった為、どんな曲が入っているか知らずに聴いていたのですが、自分が好きだった映画やドラマのテーマ曲が多く、久しぶりに聴いた曲にもかかわらず、その当時の自分やストーリーを思い出しました。

音楽には、不思議な力があるなぁと思いながら、音だけでイメージさせる事ができる音楽というものの影響力を改めて感じました。

就職活動では、色々な事が起こり、気持ちが沈んでしまう事もあると思います。そんな時は、自分の好きな曲を聴いてリフレッシュしているのではないでしょうか?でも、あまりに気持ちが沈んでいる時は、好きな曲でも効果が無い時があると思います。

そこで、「音楽で思い出す」です。

音楽は、当時の出来事、主人公、自分、イメージできるものがあれば何でも構いません。イメージをして、時間軸を現在から過去に移すだけで、リフレッシュできますよ。   


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2008年11月10日

映画3本

こんにちは、ナレッジネットワークの尾本です。

私は、映画や番組、CMやPVを見て、研究しなければいけないのですが、最近時間を取れずに、見ることができていませんでした。
そこで、時間を作って、アクション、サスペンス、アニメーションと3本も映画を見て研究していたのですが、最後のほうでは、ただ見ているだけになっていました。

一夜漬けの試験勉強のように、計画性が無い為、吸収できるものが少なくなっているのです。
昔からわかっていた事なのですが、同じ事を繰り返してしまいました。

訓練や勉強は、計画を立てて、コツコツとすることが、一番力が定着します。
時間を作ってもコツコツする事が、結局近道である事を痛感しました。

就職活動もコツコツする事が、結局近道となるのではないでしょうか?
地道に、コツコツと就職活動している皆さんを応援します。  


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2008年11月04日

明日のリーダーは誰だ

こんにちは、ナレッジネットワークの尾本です。
明日、アメリカの新しい大統領が誕生します。先週あたりから、メディアでの報道も両候補の特集を頻繁に放映するようになりました。しかし、ある点を境にしてオバマ候補を中心とした情報が多くなったように感じます。

私は、傍観者としてマケイン候補が選ばれるだろうと予想していましたが、今はその実現も難しいのでは?と考えています。

アメリカは100年に1度ともいわれる金融危機に直面しており、有権者は、がむしゃらに働き続ける若いリーダーを求めています。経済が上がろうが、下がろうがその波には逆らえません。

そこで、オバマ候補に対する期待が一気に高まっています。

それを後押しする強い力があります。それがメディアです。

自分で判断する有権者には影響がありませんが、メディアに影響される有権者も少なくありません。メディアに公共性があるという思い込みで、その情報だけで判断してしまう事があるからです。

しかし、メディアもビジネスであることを忘れてはいけないのです。オバマ候補は潤沢な資金を使って、放映枠の買取を実施し、有権者に訴えました。それは、数あるテレビ広告の一つでしかないのですが、その放映によって、大手のテレビネットワークも彼を支持しているかのような印象も与えてしまうのです。
メディアは、非常に親しみやすい媒体であるがゆえに、判断を鈍らせる事になる事も十分に理解しておくべきなのでしょう。  


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2008年10月27日

激しい変化に対応する、政治、経済、世界情勢を追う番組

こんにちは、ナレッジネットワークの尾本です。

先日、報道番組にも関わらず、昨日までの世界の動きを反映させた番組をみました。

通常の特番であれば、全てを作り終えた後、放映される為、最新の情報を反映することは、難しいです。しかし、前半と後半のシナリオは、十分な取材素材から厳選して編集し、その間に入る中盤の内容は、ナレーターを変更し最新の情報が盛り込まれていました。

金融危機の不安と混乱で、負の連鎖は止まらず、最新の情報を盛り込もうとしても、番組の中の情報が既に古いものだと判断されれば、余計な誤解を視聴者に与えます。

それでは、本末転倒になってしまうので、番組を大きく3つに分けて、どうにでもなるシナリオを用意して、編集点を作っていました。

普通の視聴者であれば、編集点や時間軸など気にせずに見ると思うのですが、どうしても職業的に気になってしまいます。

しかし、その編集点がわかった構成であったにしても、抜群のバランスを持って、最新の情報を視聴者に伝えていた事に、大変な覚悟と苦労が垣間見れ、非常に心地よい気分になりました。

同じ「技」を持つものの凄さに感心しながらも、制作の仕方も変化している事を実感する毎日です。

報道特番であろうとも、インターネットに負けないような最新の情報で、臨機応変な制作に取り組む姿勢が垣間見れます。
  


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2008年10月14日

実験番組

こんにちは、ナレッジネットワークの尾本です。
先日、深夜に放映された実験番組を見ました。これは、こんな番組があったらどうですか?という明日のレギュラーを目指す番組です。視聴者からの反応がよく、人気がでれば、実際にレギュラー化されます。

若手のディレクターが企画を立て、面白そうだが確実に面白いかどうか分からないので、番組にしてみて、検証するのです。ディレクターに限らず、誰でも企画を提出できますが、それだけに不安要素が多く、一見新規性がありそうでも、番組化してみると良くある名作の焼きまわしである事も多いです。

映像というのは、企画書の段階である程度の質が予想できますが、それでもどんな司会とゲスト、そしてどんな観客とコミュニケーションするかによって、予想していた形と違うものになってしまうのです。

ここに、文字ベースのイメージと音と画とコミュニケーションが加わる映像とのイメージの違いの難しさがあります。私も未だに自分で面白いと予想していたものが違う結果となっているものに遭遇します。まだまだイメージする力が足りず、経験不足を感じます。

先日、ノーベル賞を受賞された日本人の皆さんを知りました。とても素晴らしい先輩方で、誇りに思います。

その素晴らしい先輩達を見習って、私の専門性ももっと高め、修行していかなければいけないと強く思います。  


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2008年10月08日

自由のない報道

こんにちは、ナレッジネットワークの尾本です。

先日、中国の記者の絶妙な仕事ぶりを伝える番組を見ました。中国では、あらゆるメディアが管理されており、インターネットで公表されている情報も一部隠されています。

ある社会性の高い雑誌の編集長の方針が、政府よりだとして、新進気鋭の敏腕記者が独立をして、理想の雑誌として、新ブランドを立ち上げました。しかし、あまりに正直に、痛烈に記事を作ってしまったので、当局から睨まれ、休刊に追いやられてしまうのです。

中国では、物権法も制定されたばかり、環境汚染も酷く、新興国の筆頭とはいえ、まだまだ不公平な点、改善すべき点が多々あるようです。

子供達は一人っ子政策の影響で、必死に勉強し、涙ながらに家族を助けると目標を熱く語ります。その様子を見ると、ほんとに、戦後の日本を見ているようで、涙を流してしまいました。必死に勉学に励む中国人の子供達を見たとき、日本の今の学生達では、完全に負けてしまうと思ってしまったのです。

日本は、自由な報道があり、法治国家ではありますが、人口減少に加え、働く事を拒む若者がいる現状をみると、長期的にみて、どちらが不幸な国なのかというのを考えてしまいました。

私は、戦後を知りません。しかし、戦後の映像を見ることができます。私は、中国を知りません。しかし、現地の映像を見ることができます。

映像というものは、画からくる勢いを感じ、その後の将来も考えさせる事ができます。一つの映像を見て、自分の国の将来、自分の将来を考えてみる、というのもたまにはいいかもしれません。   


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2008年10月06日

何度も見る

こんにちは、ナレッジネットワークの尾本です。
先日、NHK大河ドラマの「篤姫」を2回続けて見てしまいました。ハイビジョン、地上波、BSとそれぞれ時間をずらして放映される為、同じ日に、もう一度見ることができます。

今回の内容も涙を誘う素晴らしいもので、もう一度同じフレーズを聞いてみたいという思いから見てしまったのです。初回では、物語の進行を把握する為、細かい言葉使いや仕草に気がつかないとこもありますが、2回目では、聞きたいフレーズ、見たい仕草などに集中できます。そこで、また新しい発見があるのです。

時代劇とはいえ、日々の生活で役に立つような要素がたくさんありますので、元気を出したい時、ジーンとしたい時などにいかがでしょうか?

明日も頑張ろうという気持ちにさせてくれます。  


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2008年09月29日

緑と赤

こんにちは、ナレッジネットワークの尾本です。
今回は、テレビモニターで表現される色についてお話します。

日本では、NTSCというカラー映像の方式が採用されています。テレビモニターで表現される色数は、パソコンモニターで使われているRGBカラーモデルよりも少なく、表現の限界があります。そのため、パソコン上や印刷物で通用する配色でも、テレビモニターでは、にじんだり、目が痛かったりします。

そのもっとも代表的な組み合わせが、緑と赤なのです。どちらを背景や文字にしても、お互いの色が干渉して、にじんだり、チカチカしているように見えるのです。

そこで、NTSCの規格を守りながら、アウトプットされる状態を予測して配色をするのですが、現在では、テレビモニターの性能アップや様々な端末での利用が増え、規格を守るということがおろそかになっています。

機材の制限がなくなることによって、誰にでも身近なものとなりました。しかし、専門知識を使う場面がなくなることによって、コンテンツが乱立することにもなっています。簡単になったことで、専門知識の活用が評価されなくなると、やがて、知識を持つ者も、それ自体を忘れかねません。しかし、そんな時に、誰ともなく試される事態になるものです。そんな時、境界が曖昧になったとはいえ、基本が大事だと痛感します。

皆さんも、多くの就職活動の日々の中で、自分で決めたルールや基準を忘れず、その他大勢の中の一人とならないように、就職活動を頑張ってください。

応援しています。  


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2008年09月22日

音楽の重要性

こんにちは、ナレッジネットワークの尾本です。
今回は、音楽の重要性について、お話したいと思います。

皆さんは、映画や番組を「消音」の状態で、見たことはあるでしょうか?

この「消音」の状態でも物語が理解できる場合は、非常に編集が優れており、画による表現で全てを理解させようとする技術者の手法を学ぶことができるということは、以前にも話しました。

しかし、多くの人は、こんな経験しませんよね。「音」はあって当たり前、の状態で見ていると思います。

では、もし、「音」が全くなかったら、どうだろうと想像して下さい。

音楽の全くない東京ディズニーランド、悲鳴やうめき声が響かない幽霊屋敷、帝国のテーマ(ダース・ベイダーのテーマ曲)が聞こえないベイダー卿の登場など、音楽がなくなっただけで簡素なものになってしまうシーンは、驚くほどあります。

画と音は、一心同体。それぞれが相乗効果をもたらしています。しかも、音楽は、心理面に大きく働きかけます。それだけに、音楽だけで、有頂天になったり、怯えたりするのです。

裏を返せば、自分の気持ちや気分を音楽でコントロールすることができるのです。

就職活動で、気持ちの切り替えがうまくいかずに、テンションが下がっているなら、こういった音楽を使って、気持ちを切り替えてみるのも良いですよね。あなたが好きな音楽、あなたを励ます音楽をあなたは必ず持っていますよね。自分をリセットしてくれる音楽とは何なのか?ここで少し考えて、活用してみませんか?

皆さんの就職活動を応援しています。  


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2008年09月16日

地方に起きるCMの隙間

こんにちは、ナレッジネットワークの尾本です。

CMと番組の切り替えで、ほんのちょっとの黒い画面や、止まった画を見たことは、ありますか?今回は、キー局の番組では、絶対に起こらない不思議な現象について、お話します。

番組の多くは、キー局によって制作され、放映されます。地方では、独自で制作しているものは、ごく僅かです。そのため、キー局から提供される番組をそのまま流すことが非常に多いのです。しかし、地方局にも広告主はいますから、その地方の広告主のCMを流す必要があります。つまり、キー局で提供されているCMから地方の任意のCMに切り替えているのです。

この時のタイミングがずれてしまうと、何もない黒い画面や、番組の捨て画となっているものを放映してしまうのです。

番組とCMの間には、約3秒間の余白の画が付け足されています。そのため、多少のずれが生じても、視聴者は気がつくことはありません。しかし、キー局によって、挿入されているCMと地方で準備しているCMを切り替えるため、大きくずれてしまった際に、目視できる状態になるのです。

といっても、1秒間(約30フレーム)の中の2フレームや5フレーム程度なので、この隙間を目視できる人は、動体視力が良いということもいえます。

地方でしか見ることができないこのCMの隙間、もし気づいているなら、あなたは、番組編集者として、大活躍することができるかもしれません。  


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2008年09月08日

約100(およそ100)

こんにちは、ナレッジネットワークの尾本です。

先日、統計数字を多く使った番組がありました。番組で情報を伝える場合は、画、文字、音声などがありますが、それぞれについて、視聴者が誤解しないように、一定のルールがあります。今回は、そのナレーションについてお話します。

文字表示では、「約100個」としながら、音声では『おおよそ100こ』と表現します。『やく100こ』とは、表現しません。なぜそのように表現しなければいけないのか、わかりますか?

『やく100こ』と読む場合は、前後の文脈や流れなどから、聞き手によっては、『ひゃく100こ』と聞こえる恐れがあるからです。『ひゃく100こ』と聞こえてしまえば、「100、100個」という解釈もでき、意味がわかりません。そこで、文字で「約100個」でも音声では必ず『おおよそ100こ』と読むことが、誤解を招かず、視聴者にやさしい番組となるのです。

同様にして、「7個」は、『ひちこ』とは読まず、『ななこ』と読みます。

『おおよそ』という読みは、使い慣れたものでは無いかもしれませんが、視聴者に正しく情報を伝えるために、こうしたルールがいくつもあります。なぜ、このような表現になっているのだろう?と疑問に思った場合は、その背景にどんなルールがあるか考えてみてください。仮説をたてることができるようになれば、退屈な報道に対しても、自分の楽しみを作ることができますよ。

当社の制作物も、正しい情報を伝えるためのルールを重視して、映像制作しています。
  


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2008年09月01日

地球最後の男、考える画。

こんにちは、ナレッジネットワークの尾本です。

先日、考える映画を観ました。
地球最後の男に希望はあるのか。「アイ・アム・レジェンド」です。これは、2008年のお正月映画として公開されているものです。少し時間が経っていますね。

この映画は、人間が作り上げたウイルスによって、人類のほとんどが死に絶え、免疫を持っていた科学者が、廃墟と化したニューヨークにたった一人で残り、ワクチンの研究・開発をして、人類絶滅の危機を救うという物語です。

いろんなことを考え、疑問を持ってほしいという製作者のコンセプト通り、のっけから映画に対する説明的なダイアローグがなく、状況説明や環境設定を自分で考なければいけません。それだけにエキサイティングであり、ひとつひとつの画や音に注視して、頭を使ってみる映画なんだと気付かされます。

そして、その訓練が、この映画の主人公の心情を深く理解することになるのです。

この手法によって、知らず知らず話に引き込まれ、自分なりの結論を出すことができます。心理描写にたっぷりの時間を使いながらも本来説明するための映像をカットして、100分という短い映画に仕上がっています。つじつまを合わせるには、自分の考えで補完しなければならず、人それぞれの解釈によって、千差万別となります。

映画には、ひとつのメッセージをとことん分かり易く伝えるものと、見る人の受け方によって、千差万別のメッセージを伝えるものがあります。
どちらの手法も素晴らしく、正否などありませんが、頭を使ってリフレッシュしたい方には、後者の映画をお勧めします。食い入るように見つめている自分に興奮しますよ。  


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